「本の裁断に踏み切れない人へ」-6.本の目的-

hon_no_saidan106

本の裁断を考えていてもなかなか踏み出せない方へ、気持ちの切り替え方について考えるシリーズの第6回です。
前回は、「小さな字」という観点から考えてみました。

シリーズ第5回は「小さな字」です。今回は、中高年向けです。小さな文字は読みにくい…若い頃は読めていた小さな文字も、歳をとるとぼやけて読めなくなってきます。

今回は、「本の目的」から考えてみましょう。

目的は、読むこと? 保存すること?

棚にある本、この先いつまでそこに並べておきますか?
今のまま、ずっとそうしておくのでしょうか?

その本を持っている目的は、
読むこと? 大切に取っておくこと?

自分がその本を買った目的は何なのか、考えてみましょう。

コレクションのため・・・
誰かに見せるため・・・
自分が読むため、楽しむため・・・

保存が目的の人は、いつまで取っておこうと思っているのでしょうか。

特にいつまでなんて考えているわけではなく、いい本だから置いておこうくらいに思っているだけなのでは?

いつのまにか、本を「読む、使う」ということから、「とっておく」ことに目的が変わっていることがあります。
そして、案外、そのまま取っておいた意味は曖昧だったりします。

読むのが目的、その本から何かを学んだり楽しむのが目的で買ったのなら、有効に活用する方法を選びませんか。

今の自分を豊かにできる本の活用方法を考えた方がいい。
近くに置いて、何度も読む、楽しむ、活かす。
そのほうがよっぽど自分の人生を豊かにしてくれると思うのです。

*****

もう一つの考え方。
普段に読むというより、きれいに保存しておきたい本もあるでしょう。
でも、紙の本は、破れたり、色あせたり、カビることもあります。
本当にきれいに保存したいのなら、日の当たらない場所、湿度など気をつけることはたくさんあります。気軽に読むなんでことはできないでしょうね。

そもそも、その本を後世に引き継ぐ使命はあなたに求められてはいないでしょうし、大切にしている本も、あなた以外にはそれほど価値を感じていません。

それでも、あなたが大切にしたい本。
こうした本も電子化することで、「色あせないきれいな元のままの状態で保存できる」という考え方もできます。

しかも、好きなときに見たり、読んだりできるのです。

保存することに一生懸命になって、使うのを控えているのはもったいない。
死ぬまで取っておくより、生きているときに十分その本を楽しんだほうがいい。

読むことはもちろん、
きれいな状態で保存することも、
考えてみれば、どちらの場合も、
本を裁断して電子化した本だって可能なんですよね。

そっちのほうがいいことだってあると思います。

*****

私はもともと収集するのが好きなので、ついつい「取っておく」ということを優先しがちになります。

「取っておくことだけが目的になって、活用できていない」ってことを、時々思い出します。

今回のテーマは、「本は近くに置いて、何度も楽しんだほうがいい」ってことを忘れないように、自分のために書きました。

*****

電子化の良さ、考え方ちょっとでも変わってきました?
裁断というハードル、下がってきました?

まだという人は、次いってみましょう。

>次の記事:「本の裁断に踏み切れない人へ」-7生活の変化.-

<前の記事:「本の裁断に踏み切れない人へ」-5.小さな字-