コールマンのガソリンランタン。
点火装置の付いたものもありますが、趣があるのが昔からあるクラシカルなタイプ。難点と言えば着火に手間がかかること。柄の長いマッチでもいいのですが、こんなライターを使ってます。今回はその話を。
名前も知らないけど素晴らしいライター
一見、100円ライターのようですが違います。
100円ライターのような控えめな風貌ですが、他にはこんな優れものはありません。
これは、 「Coleman 200B」。クラッシックタイプの赤ランタンで、200Aモデルの復刻版です。
このランタンの残念なところは、チャッカマンが使えないこと。
しかし、
普通の「パワーハウス(R)ツーマントルランタン」だと、チャッカマンが使えます。こんな感じに。
しかし、Coleman 200Bは差し込む穴が小さいので、チャッカマンが入りません。
柄の長いマッチでもいいですが、もっと良いのがこのライターでした。
1.炎がスライドして伸びるんです
このライターには、スライドする部分がついています。
普通に火をつけて、このスライド部分を上に移動させると……
こんな感じに炎の部分が伸びるのです。
伸びた状態でスライドがロックします。
伸びる部分は細いので、ランタンの穴が小さくてもちゃんと使えます。
これってすごくないです?
このランタンのために作られたかのようなライターですよね。
つぎに・・・
2.燃料(ガス)残量がわかるんです
側面に窓がついているので、燃料(ガス)の残量が分かります。
これまた便利。
さらに・・・
3.燃料(ガス)が充填できるんです
なんと!使い捨てではありません。
ちゃんとガスが充填できるので、繰り返し使えます。
しかも・・・
4.発火石の交換ができるんです
これは購入時にライターに巻かれていた紙なのですが、そこにはなんと!「発火石の交換」の方法が書いてありました。
5.価格も安い(と記憶してます)
価格も安かったと思います。
残念ながら、いくらだったか忘れました…でも、数百円だったと思います。
こんな至れり尽くせりの商品はなかなかお目にかかれません。
1.炎がスライドして伸びます(ロック付き)
2.燃料(ガス)残量がわかります
3.燃料(ガス)が充填できます
4.発火石の交換ができます
5.価格も安い(と記憶してます)
こういう商品に巡り合えたのはとてもラッキーでした。
作ってくださった会社、考えた社員さんにはひたすら感謝です。
ところが・・・
今は手に入らない?
実はこのライター、手に入れたのはもうかなり昔の話。もしかしたら、20年くらい前になるのかもしれません。
今ではどこに行っても見かけることはありません。こんなに良い商品なのに…。
商品名が分かれば、ネットで検索もできますが、名前もわかりません。
ライターには、「(有)富士火研」と書いてあります。
ネットでこの名前を検索しましたが見つかりませんでした。
もう作ってないのでしょうか。かなり昔のものですので。
もう存在しないのであれば、こんなもったいない話はないですね。
とてもいい商品なのに。
もし、この商品の情報があればぜひ教えてください。
世の中には、つまらない粗悪なものがいっぱいありますが、これを作った会社はすごいと思います。
私は、今でも現役で使ってます。
とても大切にしています。(故障してほしくない・・・)
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