本の電子化「自炊のススメ」-3.具体的な手順-

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「本の電子化」で楽しむライフハック。シリーズでお届けしています。
前回までは、自炊の楽しさ、そのための道具を紹介してきました。
今回は、具体的に「自炊の手順」を紹介します。

前回の「必要な道具の紹介」はここをクリック

自炊(本の電子化)の全体の流れ

全体の流れは次の通りです。
 1.本を分解する
 2.1枚づつになるよう裁断する
 3.スキャナーで読み込む
 4.PCで保存

1.本を分解する

1)まずは、「カバー」と「帯」を外します

カバーもスキャンしますので、きれいに取っておきます。

2)表紙から本体をはがす

「表紙」と「本体」は接着部分が大きので、すこし慎重に。

3)本体を厚さ5~8mmくらいづつに分ける

いきなり、本にカッターを当てて一度に切ろうとするとうまくいきません。
大まかに分割してから、1枚ずつ裁断するようにします。

分割の目安

このあとで使うロータリーカッターの刃は 13mm、
定規の厚みは 4mm なので、

「8mm以下」を目安に分割していきましょう。(大体でかまいません)

慣れてくれば、本の端を2㎝くらいカッターで切ってから、手だけの力技で分割してくこともできるでしょう。

ここでは「分割」していくだけなので、のりが付いている部分は不揃いでも気にしなくて大丈夫です。

2.1枚づつになるよう裁断する

・ロータリーカッターを使って、1枚づつになるように切っていきます。

ここで「自作裁断ガイド」を使うと、「きれい」にできて、「スピードアップ」が図れます。

自作裁断ガイドの作り方

裁断したときの細かな切りくずが本の間に挟まっていないように、パラパラめくって、さばいておきましょう。
スキャンするときにゴミが写ったり、スキャナーにゴミがたまるのを防げます。

3.スキャナーで読み込む

「ScanSnap IX500」を使います。

カバーを開くと電源が入ります。

PCの「ScanSnap Manager」で設定をします。
(ScanSnap Managerは、ScanSnap IX500に付属している設定用ソフトです)
読み込むモノによって設定内容は変えられます。

ScanSnap IX500の原稿搭載枚数は、「最大50枚」です。
適当な枚数をセットしてボタンを押すと、スキャンが開始されます。

原稿は「横向き」にセットした方が、紙が送られる長さが短くなるので、時間短縮になります。
読み込み後のデータはちゃんと縦に向きを直してくれますので心配なく。

ScanSnap IX500であれば、かなり早く読み込んでくれます。

半分くらい進んだところで、追加でセット(手前に)していくと、
切れ目なく読み込んでいくので、早く終わります。もちろん、セットした分が終わってから次の原稿セットでもOK。

セットした分が終わった時や途中で止まったりした時は、次の画面になります。

続けてスキャンする場合は、原稿をセットして「継続読み取り」を押すか、本体のボタンを押します。(本体のボタンは1つしかないので作業中に迷うということはありません)

万が一、原稿がうまく流れなかったときはストップしますが、画面上に次にどうするかが表示されるので大丈夫。

スキャンが終わったら、「読み取り終了」を押します。

4.PCでファイルを保存

ファイル名をつけて保存します。

専用ソフトが立ち上がります。パソコンでファイルをざっと確認しましょう。
いらないページは削除できます。

ファイル名の変更や、ページの順番を変えたり削除したりするのは、もちろん後からでもできます。

保存はどんなファイル形式がいいのか?

選択肢は、「pdf」「jpg(zip化)」
(jpg(zip化)と言っているのは、jpgファイルの集まりを圧縮してzipファイルにしたもののことを指しています)

考え方としては・・・保存するのは「文字」なのか、「画像」としてなのか

小説など、文字中心の本(OCR処理があったほうがいいもの)
・・・pdfで保存(全ページ=1ファイル)
マンガ(OCR処理の必要がないもの)
・・・jpgで保存(1ページ=1ファイル)

迷ったときは、とりあえず「PDF」しておきましょう。
あとから、pdf⇒jpg に変換もできますし。

次回は、電子化したファイルを何を使って読むのかを取り上げます。

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